2004年05月08日
おほしさま
菜種梅雨でしょうか。しばらく、雨のうっとうしい日々が続いていました。
そして今日、久しぶりの快晴。
あみちゃんもゆみちゃんも、幼稚園で、みんなと思いっきりお外遊びをしましたが、お帰りの途中もそりゃあたいへんです。走ったり、かがんだり、スキップしたり・・・。
道端で、すずめの鉄砲を見つけて、穂を抜き去り、ふえにしてならしました。
「あみちゃんのはこんな音だよ」
「ゆみちゃんのは高い音だ」
「ね、こっちのがいい音」
・・・ぴぃぴぃーピピーぴー・・・
おかあさんたちまで、なつかしくて、・・・ぴーぴーぴー・・・。
公園でも、すべり台・ジャングルジム・シーソー・ぶらんこ・・・・・つぎからつぎへと、ふたりとも、それはそれは楽しそうにはしりまわっておりました。
そして、
「また、あしたねー。バイバイ。」
と言ったときには、あたりはもう薄暗くなっていました。
スーパーで、夕飯のお買い物をしてうちの前に着いたのは、家々に、あかりがついてからでした。
「ね、おかあさん、あしたもいいおてんきかなあ?」
「お星様がたくさんでているから、きっといいお天気よ。」
「ふぅーん」
しばらく、じっとお空を見上げていたあみちゃん、
「あみちゃんちの上に、おほしさまでてくれて、うれしいな。・・・・・
ゆみちゃんちの上にも、いぃっぱいでているといいけど。」
ですって。
2004年05月19日
遊園地 1
新聞やさんが、遊園地の入場券をくれました。
ふたりとも、『きしゃぽっぽ』とか、『メリーゴーランド』とかに乗ってごきげんでした。お母さんにいぃっぱい、手を振りました。お母さんたちも、いぃっぱいの笑顔で、振りかえしました。
『コーヒーカップ』にも乗りました。『観覧車』にも乗りました。観覧車から、住んでる町が小さく小さく見えていました。
お弁当をたべようと、『バラ園』へ向かって歩いていました。
「何か立て札がみえるわねぇ。なんて書いてあるのかしら?」
「見てくる!」
ふたり、手をつないでかけだしました。そして、戻ってきて言いました。
「何にも書いてなかったよ」
「えぇっ?なんにも?」
「うん。な!?」
ふたり、うなづきあっておりました。
そばまで行くと立て札には、『芝生養生中立入禁止』とありました。
「ほんとに、ふたりに読める字は、何にもかかれてなかったわね。」
と、お母さんたちは、顔を見合わせて、大笑い。
まわりには、赤や白や黄色の大輪のバラがみごとに咲きほこっていました。
遊園地 2
「お化け屋敷」にもはいりました。
でも、一歩はいってすぐ、ゆみちゃんは、みんなにつられて、勢いで入ってしまったことを、深く後悔しました。
中は暗くて、不気味なサウンドが大きくながれ、おどろおどろしい形相のにんぎょうが、こっちへ迫ってきます。
「きゃあっー」
叫んで、目をつぶり、お母さんのGパンにしがみつきました。そのあと、出口まで、一度も目を開けず、ずうっと、Gパンをしっかとにぎりしめたままでした。
お化け屋敷を出て、
「ママ、こわかったよお」
顔を上げてびっくりしました。Gパンの主は知らない若い男のひとだったのですから。
そのひとは、微笑んで、
「ほんとにこわかったよね!?」
そう言うと、手を振って、お友達と去っていきました。
「真っ赤に光るゴリラが、こわかったよね!」
と、あみちゃん。
「う・・・うん」・・・・・ええっ?!そんなのいたんだ・・・にしても、ほかのはこわくなかったの?あみちゃん?・・・・・
もうぜえったい二度と、たとえ何があろうと、「お化け屋敷」には入らないと硬く心に決めたゆみちゃんでした。