2004年11月19日
クリスマス
もうすぐクリスマスです。
おかあさんたちは、こまっていました。ふたりが、サンタさんに、何をおねがいしたのか、よくわからなかったのです。年に一度のことだから、できることなら、一番欲しいものをあげたいとおもっていたのですけれど。
ふたりは、あみちゃんちでシルバニアハウスであそんでいました。
おやつをもってきてくれたおかあさんが、ききました。
「サンタさんに、なにをおねがいしたの?」
「ママには、ないしょ。サンタさんに言ったもん」
「ゆみちゃんも、ないしょ」
「でも、サンタさんは、世界中のこどもたちのねがいをかなえなくちゃいけないから、ちゃんと、書いておいたほうがいいとおもうわよ。こんがらがって、ひろ君がほしがっている《ガンダム》がきたりするかもよ。」
「え?そうかなあ」
「そうよ。家も近いんだし。サンタさんだってまちがえちゃうわよ。」
大きな画用紙を出して、二人はなにやらいっしょうけんめい書いておりました。
夜になって、TVをつけようとしたおかあさんは、おもわずわらってしまいました。TVの上におかれた画用紙には、くれよんで、いかにもたどたどしい字で、
『さんたさんえ
ことしもとってもよいこでした
リカちゃんにかわいいどれすがほしいです
おおぬきあみちゃん』とかかれてありました。
ゆみちゃんちでも、おなじことがおこっていました。
『さんたさんえ
ことしもとってもよいこでした
きちいちゃんのめざましどけいがほしいです
よしむらゆみちゃん』
次の日、おかあさんは、あみちゃんのんの下に、『料理上手なお母さんには、かわいいバッグをください』と書き足しておきました。
次の次の日、お父さんも、『働き者のおとうさんは、黒いベルトが欲しいです』と書き足しておりました。
投稿者 北京原人 : 2004年11月19日 16:30